ルネサンス史上最も美しい英雄といわれた、チェーザレ・ボルジア。
歴史の狭間でひとときの炎のように揺れた、チェーザレにとっての最初で最後の恋を描く。
累計140万部突破の大ヒット歴史漫画の待望の続編。
1959年、大分県生まれ。
1982年にデビューし、主に少女向け漫画雑誌に多数の作品を発表。卓越した画力とドラマチックな恋愛描写で一躍人気に。代表作に『ボーイフレンド』『MARS』 など。
2001年、青年漫画へ活躍の場を広げる。
「モーニング」誌上でルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ ~破壊の創造者~』 を連載。新鋭ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、膨大な資料をもとに描く本作は日本だけでなくフランス、イタリアなどでもその美麗な作画と歴史に忠実な物語の世界観が高く評価されている。
2016年、ヴェルサイユ宮殿と講談社、グレナ社の共同企画で『マリー・アントワネット』 を刊行。同作は建築、ファッション、王宮儀礼などを日仏の出版社で共同調査し、すべてをヴェルサイユ宮殿が監修する史上初の試みである。
2022年、『チェーザレ ~破壊の創造者~』 完結(全13巻)。
歴史上の人物の人間性に迫り、真実を紡ぎだす惣領の誠実な創作活動は、学術的探究にフィクションのもつ想像力が触れることで生まれる創造の可能性を私たちに示してくれる。