中堅広告会社の冴えないアラフォー社員・狛江に宣告されたのは、リストラありきの左遷!?
会社に切り捨てられ、家族にも見放され、どこにも自らの居場所がないことを悟った狛江は、送り込まれた九州の地で「自分」を取り戻す決意をする。
しかし、そんな狛江を嘲笑うかのように容赦なく牙を剥く過酷な現実。やる気のない部下、降って湧いた借金、裏社会との関わり……はたして生き地獄でもがいた先で狛江が手にするものは!?
『俠飯』『白日の鴉』で好評を博す福澤徹三の人気小説を、ちばてつや賞出身の新鋭が魂を込めて描き起こす、血沸くサラリーマンピカレスク!!
福岡県北九州市生まれ。作家。営業、飲食、アパレル、コピーライター、デザイナー、専門学校講師など、20種類以上の職業に就いた後、小説家としてデビュー。代表作は原作小説『俠飯』シリーズ(文春文庫)。
第73回ちばてつや賞一般部門準大賞。代表作は『アイターン』(全4巻)。