明智光秀の三日天下も終わり、次に覇権を握るのは柴田勝家か羽柴秀吉か、という時勢。後に関ヶ原の戦いにて西軍を組織し、敗れ去ることになる若き日の石田三成は、主君・秀吉の足袋の破れを気にしたり、火鉢の火力の弱さに文句を言いながら日々を過ごす。そして大谷吉継とともに、基本的には戦の裏方に回る三成は、イケイケの福島正則や加藤清正と揉めたりもする。石田三成が小うるさく主張すること、それが「ミツナリズム」!
1985年生まれ。千葉県出身。
2019年前期・第75回ちばてつや賞一般部門にて『一週間石田三成』 で佳作を受賞。
その後、「モーニング」2020年4・5合併号に読み切り作品『石田三成ズム』が掲載され、改題しつつ『ミツナリズム』(全4巻)を連載。