舞台は、2034年の日本。
「合理的な結婚相手」をマッチングするシステムが発達し、恋愛を“飛ばし”た結婚が一般化している。
新聞社で働く社会部記者・青枝聖(あおえひじり)は、時代の象徴ともいえる「非・恋愛コミューン」と呼ばれるシェアハウスで起きたテロ被害者の追悼記事——ルポルタージュを書きながら、時代遅れのはずの“恋”に落ちていく……。
人気作『ルポルタージュ』が電撃移籍リメイク!
気鋭の作家・売野機子が時代に問う。
「人生に恋愛は必要ですか?」
漫画家。東京都出身。乙女座、O型。
2009年「楽園 Le Paradis」(白泉社)にて、『薔薇だって書けるよ』『日曜日に自殺』の2作品で同時掲載デビュー。
『薔薇だって書けるよ―売野機子作品集』(白泉社)、『ロンリープラネット』(講談社)、『MAMA』全6巻 (新潮社)、『かんぺきな街』(新書館)、『売野機子のハート・ビート』(祥伝社)、『ルポルタージュ』(幻冬舎)ほか、著書多数。