最愛の幼なじみの自殺という受け入れがたい過去を封印し、意思のある球体関節人形との理想郷を創造した人形作家・宮方天音。
現実世界での恋愛、過去との対峙を経て、天音の「楽園」は音を立てて崩壊しようとしていた。
ついに、封印した過去を受け入れて現実に向き合う時が来た。
妄想に浸って生きた過去のあるすべての読者に捧げる完結巻!