「モーニング」2018年2・3合併号の読み切り企画として発表されて以来、これまで一度も単行本に収録されたことのないシリーズ唯一の短編作品『黒博物館 キャンディケイン』を、本誌掲載時のカラーページもそのままに完全収録! 学芸員さんが主役を務める、異色の一編をお楽しみください。
原画を高精細画像で多数掲載した「原画ギャラリー」では、数々の名シーンを、原稿そのままの圧倒的な迫力で楽しめます。ホワイトの盛り上がりまで伝わる、3D画像のような体験をぜひ!
NHK Eテレで2015年9月に放送された『浦沢直樹の漫勉』で番組ホストの浦沢直樹氏を驚愕させた、“ホワイトで描く”藤田マジックの本領がわかる『ゴースト アンド レディ』の名シーンも原画ギャラリーに収録!
3rdシリーズ『黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ』最終話の冒頭シーン。中央部分に描かれている主人公・エルシィの姿は、実は単行本⑥巻収録の同シーンには存在しません。これは「モーニング」本誌掲載時、カラー口絵のために描き加えられたもので、単行本に掲載されるのはこれが初!
『三日月よ、怪物と踊れ』第1話のネームをまるごと公開!
「ネーム」は、話ごとのセリフやコマごとの構図、コマの配置などを決めるための設計図、下書きのこと。ネームと同じシーンの原画も掲載されているので、見比べる楽しさも味わえます!
世界的なプロダンサーTAKAHIROが語る藤田作品の魅力とは?
『三日月よ、怪物と踊れ』に「舞踏設定協力/振り付け」というクレジットで掲載され、回転剣術「月動」(ベグーシャヤ・ルナー)の生みの親となったTAKAHIRO氏は、マドンナの専属ダンサーも務めた世界的ダンサー。異色のクレジットで漫画作品に参加することになった経緯とは? 特別インタビューを掲載!
軍事考証家が解き明かす超絶マニアックな英国軍の不思議
クリミア戦争を主要な舞台として描かれる2ndシリーズ『ゴースト アンド レディ』と、『三日月よ、怪物と踊れ』の両作で「軍事及び風俗考証・資料提供」を務めた磯野圭作氏。英国軍に焦点を合わせたコラムを寄稿しています!
『館報』著者・久我真樹監修・制作の「黒博物館年表」
圧倒的な深度で日英米の文献を渉猟し、『藤田和日郎 黒博物館 館報 ヴィクトリア朝・闇のアーカイヴ』ではヴィクトリア朝の暗黒面を紐解いた英国文化研究者・久我真樹氏が、史実と創作が織りなす黒博物館の世界を年表化!