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【特報】 森山未來が37歳の化け猫に!? いましろたかしの名作『化け猫あんずちゃん』日仏合作アニメ映画化、久野遥子・山下敦弘W監督で7月公開!

24/02/22
講談社「コミックボンボン」誌上で2006年から連載され、07年同誌休刊のためモーニングから単行本が刊行された『化け猫あんずちゃん』。子猫の時に拾われ、10年たっても20年たっても死なず、気が付けば30年以上生き人の言葉も喋れるようになっていた化け猫「あんず」を主人公にした、いましろたかし氏の名作が映画になります!
『クレヨンしんちゃん』『ドラえもん』で知られ、『窓際のトットちゃん』など繊細な芝居を得意とするシンエイ動画と、2023年カンヌ国際映画祭で短編パルムドールを受賞した『24(原題)』など世界が注目するスタジオであるフランスのMIYUプロダクションが共同で制作する初の長編アニメーション『化け猫あんずちゃん』、2024年7月全国公開決定です!
『リンダ リンダ リンダ』(2005)や大ヒット公開中の『カラオケ行こ!』などで映画ファンから絶大な支持を受ける山下敦弘と、岩井俊二監督初の長編アニメ作品『花とアリス殺人事件』(15)にロトスコープディレクターとして参加した気鋭のアニメーション監督・久野遥子氏が、W監督を務めます。
実写とアニメ、それぞれの第一線で活躍する2人がタッグを組み、実写で撮影した映像から動きや表情を抽出してアニメーションにする「ロトスコープ」の手法を採用。まず山下監督を中心に実写として撮影し、その映像をもとに久野監督が中心となり生き生きとしたアニメーションを作り上げます。実写で役者が演じた登場人物たちはその魅力を活かしながら、久野監督デザインによるキュートなキャラクターに変貌をとげ、ロトスコープならではの生き生きとした動き・表情で動き回ります。
そして、キャスト(声と動き)として、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)『ほかげ』(23)ほか数々の話題作に出演、国内外で唯一無二の活躍を続ける森山未來さんが化け猫のあんずちゃん役に決定! また、鬱屈した思いを抱え、あんずちゃんと出会い変わっていく少女「かりん」を、山下監督の『1秒先の彼』(23)でもフレッシュな魅力を発揮した五藤希愛さんが演じます。
さっそく新ビジュアルに加え、超特報映像が解禁となっています! MIYUプロダクションを中心に作り上げる絵画のような美しさの背景の中に、ロトスコープにより生きているかのように描かれるあんずとかりんの瑞々しいアニメーションが垣間見える、一味違う特別な仕上がりを期待させる映像です。世界の才能が集結し、満を持して送り出す『化け猫あんずちゃん』、どうぞお楽しみに!
映画『化け猫あんずちゃん』
公開
  • 2024年7月全国公開
キャスト(声・動き)
  • 森山未來
  • 五藤希愛
スタッフ
  • 【監督】 久野遥子・山下敦弘
  • 【原作】 いましろたかし『化け猫あんずちゃん』(講談社 KCデラックス 刊)
  • 【脚本】 いまおかしんじ
  • 【制作】 シンエイ動画╳Miyu Productions
  • 【製作】 化け猫あんずちゃん製作委員会
  • 【実写制作協力】 マッチポイント
  • 【配給】 TOHO NEXT
コピーライト
  • いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会
関連リンク
あんず役・森山未來さんコメント

コロナ禍真っ只中の夏の日。

山下敦弘監督、いまおかしんじ脚本で映画を撮るという。

10年ぶりの懐かしくも嬉しい座組である。

そして久野遥子監督によって、ロトスコープ・アニメーションになると聞く。

実写からアニメに? それもおもしろそうだ。

原作はいましろたかしさんの『化け猫あんずちゃん』。森山はあんずちゃん。

……森山の造形はほぼ跡形もなくなるんだな。でもフランス╳日本合作の実験的で楽しそうな座組だし、あんずちゃんよろしく、ゆるゆると夏休み気分で行ってみるか!

それが東宝の配給による夏休み映画になるらしい。

青天霹靂、棚からぼたもち……いやいろいろ失礼かもしれないけれど、正直びっくりである。

まぁ、そんな個人的な成り行きはともかく、楽しんでもらえたら幸いです。

かりん役・五藤希愛さんコメント

かりん役で出演が決まったとき、嬉しくて、思わず飛び跳ねて喜びました。

同時に私にできるだろうかという不安もたくさんありました。

なぜなら、台本を初めて読んだとき、「えっ! 私以外ほぼ妖怪?」と驚きましたから(笑)。

今回の作品で、森山さんと同じシーンを経験させて頂けたことが、私にとって何よりも大変貴重で、幸せな時間でした。

劇場公開がとっても待ち遠しいです。

久野遥子監督コメント

学生のころ偶然本屋でいましろたかし先生の漫画を見つけて、なんて実直に人間を描いているんだと衝撃が走りました。なので『化け猫あんずちゃん』の監督オファーは本当に嬉しかったです。

ロトスコープは実写映像を元に絵を描く手法な為、リアルな身体表現のために使用することが多いのですが、私はお芝居の魅力を表現することにも向いていると思っていました。

山下監督が映し出す温度のあるお芝居を冷ますことなくアニメーションで再構築する体験は贅沢で痺れました。

そして、Miyu Productionsによって描かれた美術と色彩は、見慣れた日本の風景をこんなに新鮮な景色にするのだと驚きました!

そんな風景を生き生きと動き回るあんずとかりんをぜひ劇場で体感してください!

山下敦弘監督コメント

漫画『化け猫あんずちゃん』はいつか映像化したいと思ってはいましたが、まさか長編アニメ映画として作ることになるとは思ってもいませんでした。

共同監督の久野遥子さんは時に原作から逸れて行ってしまう自分を何度も引き戻してくれて、原作への愛情の深さに自分自身、とても影響を受けました。

主人公“あんず”にはずば抜けた身体能力を持った森山未來しかいないと、自分の中で決めていて、“猫”という難しい演技を森山くんは期待以上に表現してくれました。

企画の立ち上げから7年以上の月日が経とうとしていますが、唯一無二の映画が出来上がりました! 是非、スクリーンで観てください。

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本日2月22日“猫の日”を記念し、ただいま講談社「コミックDAYS」では、猫が出てくる漫画の24時間限定無料キャンペーンを実施中。『化け猫あんずちゃん』は、最終話を除く単行本全話が、本日23:59まで無料公開中です!
未読の方もそうでない方も、この機会をお見逃しなく!

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