原作を読んでやりたい! と思いました。
『ひとりでしにたい』というタイトルは自分らしくありたいという思いを感じました。
コミカルに描かれたこの物語、ドラマを通じて、視聴者の皆様に笑ってほしいです。
そして色んな出会い、色んな恋、色んな仲間、色んな悩み、色んな喜び、色んな幸せがあって、まあ良いかって思ってもらえるような、誰かを笑顔にする一日になるよう願いを込めて演じていきたいです。
是非放送をご覧下さい。
この漫画を始める前に担当編集から「まずは描きたいものを描いてくれ」と言われたのですが「描きたいことは特にない、ただそこには漠然とした将来に対する不安があるだけ」という明日にも死にそうな奴の発想しかありませんでした。
しかし、そう都合よく明日死ぬわけもなく、むしろ「将来に対する漠然とした不安」こそが私の描きたいことではないかと思い至りました。
将来に対する不安、特に老いや死というのは誰もが避けられない憂鬱なことであり、それゆえに考えても仕方がないとなりがちです。
そんな楽しくない上に考えても仕方がないことを永遠に考え続けているような漫画を趣旨を変えることなくドラマという形で取り上げてくださった上、楽しい作品にしていただけそうで非常に感謝しております。
結婚したい相手に匂わせとしてゼ〇シイを見せるように、終活させたい相手にぜひ、ドラマ『ひとりでしにたい』をお勧めください。
タイトルを聞いて77歳の母はびっくりしておりましたが、そういう方もどうかご安心ください。
思わず声を出して笑ってしまったり、苦笑いしたり、泣き笑いしたり、とにかくとても面白い「終活」漫画なのです。
このカレー沢薫さんの描く世界を、どうすれば有機的に立体化することができるのか?
綾瀬はるかさんをはじめとする気概ある素敵なキャストの皆さん、スタッフの皆さんとともに、決意の船出です。
きっと楽しくて、切実で、生きる力がもらえるドラマになると思います。
どうかお見届けください。
原作にこんなセリフがあります。
「無意識のうちに他人の目から見て、良い人生・良い死を目指していた気がする」
独身、子なし、猫と暮らしている私自身、絵に描いたようなおひとり様であり、原作からたくさんの“気づき”や“勇気”をもらった人間の一人です。
さて、遊び心満載の大森さんの脚本をどう映像化するか? スタッフ一同頭をフル回転で挑んでおります。
そしてこの脚本を綾瀬はるかさんをはじめ豪華キャストの皆さんが、どのように演じられるのか、ワクワクしております。
どうぞご期待ください。
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